No.1236 HDD復旧その2

相模原から持ち帰ってきたVAIOのHDDであるが、先日書いたとおりSMARTのステータスがBADになっている。これはディスクのセクタエラーから来ているものらしい。ただ、落下させたり、動作中に電源を切ったりといった使い方はしていなかったようなので、表面上だけのエラーと推測し、HDD Regenerator 1.51 なるシェアウエアをお試しで使用してみた。これは、HDDの磁性の極性変化による物理的エラーを修復してくれるというもので、なんでもHDDエラーの60%はこのエラーのよるためであるらしい。早速試してみる。いきなりセクタエラー発見。即座に自動で修復。ただ、お試し版なのではじめに見つかったセクタエラーしか修復してくれないようだ。ただ、チェックを開始するセクタを指定できるため、再起動し、セクタを指定することで、再度修正が可能となる。が・・・・えぇ連続してエラーのあるセクタが20個くらいありましたので、都度再起動は異様に疲れました。
都合60回目くらいの再起動の後は修復不可能な物理的エラーにぶつかり、修復できぬまま1700個のセクタをスキップ(これ異様に遅い)。結局Windowsや、コマンドプロンプトからの復旧はどうあがいても無理みたい。なら次の手段はHDDのEISA領域に格納されているVAIOリカバリー領域からリカバリーに必要なファイルの抽出なのだが、EISA領域はWindowsからはあらゆる操作ができないようである。パーティションマジック等を使えばできるみたいなんだけど、リカバリーディスクを入手するよりこのソフトのほうが高いので却下。よって、KNOPPIXを使ってみることにする。実際UNIXは数年ぶり。しかも当時はULTRIXとIRIXそれも、自分では構築していないもんだから、基本的に知識はゼロ。KNOPPIXの場合CDブートが可能らしいしいので、敷居は高くなさそう。
これで、EISA領域をなんとかFAT32とかにコンバートできればファイルの抽出はできそうな予感。
ちなみにVAIOのHDDはどうやってもご臨終だろう。ローレベルフォーマットをかければ見せ掛けだけは使えるようになるかも知れないけど、危なくて使い物にはならないだろうなぁ。
まぁ、とにかくKNOPPIXを使ってみます。