貧乏シャワー

 母屋を含めて我が家には太陽熱温水器なるものが設置されている。これは、ヤネの上に設置し、水を貯め 太陽熱で暖めるという、強烈なローテクの塊である。しかし、4月ごろから11月ごろまでの期間である程度 お湯としてつかえるものである。ただし、風呂やシャワーとなると7月から9月くらいまでの極めて天気の良い日限定となるんだが。。。
 風呂に湯を張る分には全く問題なく光熱費の節約になっているのだが、イチイチ取水バルブを閉じなければならないのが唯一のめんどくさい所だろうか。メーカーでは温まった湯と取水した水は混ざりにくい構造になっているとはいっているが、実際に使ってみると、どんどんぬるくなっていってしまう。これの防止措置として、取水バルブを閉めることにしたのだ。
 こうすることで、最後まで同じ温度でお湯を使うことが出来る。だから、キッチンの洗い物とか、風呂なんかには最適だと思う。というか、光熱費が少なくなることを考えれば、非常に具合のいいものだと思う。
 
  ある一点を除いては。。。
 
 ソレはシャワーである。とにかく水圧が低いのだ。シャワーのノズルのすべての穴からはかろうじてお湯がでてきているといったところだろうか。確実にシャワーとしては機能を果たしていることは疑う余地もない。確かにシャワーなのであるが、爽快感?というか、なんかこう、すっきりしない感じである。シャワーというのは「シャー」とか「ジャー」とかいって汗を水圧で吹っ飛ばすものである(←俺的考察) 
 が、奴から出るお湯は体に当たった瞬間から一本のスジとなり、体をつたうだけなのだ。出口はちゃんとシャワーのように比較的放射状に噴出(笑)しているにもかかわらずだ。。。
 使っていて非常に貧乏くさい。つまり、貧乏シャワーである。これは母屋でも我が家でもスタンダードな名称となっている。類似語に貧乏コロッケもあるが、これはまた別の機会に(笑)