さらに仕事の話。最近僕はかなり凹んでいる。というか、いらいらしている。自分でも良くわかっている。今の開発は長いトンネルに入ってしまった。未だ出口は見えていない。それどころか、完全に位置を見失ってしまっている。まだ、入り口側にいるのか、限りなく出口に近いほうにいるのかどうなのかさえ知る術はない。
 
 ただ、悪戯に時間だけが過ぎていっている。手をこまねいているわけではない。毎日Labに篭り、検討しては組み、組んでは壊しを繰り返している。問題はわかっているのだ。部品精度と、組付精度さえ上がればある程度のめどは立つことは想像できる。しかし、切削品の一品モノとは違いプレス部品ではこれ以上の精度はあまり望めない。しかし、そこをどうにかしてもらわない限りこ の開発は終わりかもしれない。また、組付け精度に関しても部品の精度があがらない限り、これ以上治具の精度を上げることは難しいようだ(←これはいいわけだと思うが)。試作段階ゆえ、ここら辺は手で組んでいるため、これ以上の精度を上げることは難しい。というか、あげることは出来るのだが、万人が組める状態ではなくなってしまう、生産性を考えれば、1ヶ所のアセンブリを組むために顕微鏡下で1時間も覗き込んでいるような作業ではどうにもならない。多分、明日の午後位に中間報告を兼ねての打ち合わせがあるはずである。この会議でもう一度頭の中を整理して再度試作に挑むしかないことは理解しているんだが。。。