そんな言い方しなくたって

 久々に仕事の話を書こうと思っている。今まさに開発が正念場まで来ている。でもこのペースでは9月の社内レビューには間に合わないかもしれない。出てくる問題は山積みである。たとえばシール性(保圧)の問題や、作動不良の問題が盛りたくさんなのだ。先日行ったライフ試験では約20万回の作動は確認できたのだが、その後摩擦により、樹脂部品の一部が摩滅していた。

 これに対してアメリカから回答を求められていたので、私なりには検討したつもりでいた。また、この報告書は調査中ゆえ、報告書のフォーマットは使用せず、あくまで調査の中間報告のつもりでいた。その他問い合わせ事項もいくつかあったのだが、これも含めてe-mailでボスに報告を入れた。

 その後、僕はLabに篭ってしまっていたので、途中経過はわからないが、ボスは報告書に対して 非常に不満だったようで、随分機嫌が悪かった。もっとも、ボス自身米国の大会社相手の大きな山を抱えているので、かなりお疲れの様子で、ここ数日は朝から機嫌悪さ120%って状態なのだ。Labから戻ってきた僕に対し、いきなり

 「報告書は受け取ったが、何を言っているのかわからない」
 
 と先制パンチをお見舞いされた。これに対してコメントを付けていると、

 「相変わらず理解しにくい文章を書くなぁ」
 
 とボディーブロー。
 
 僕なりには、今回の報告書は今までと比較してもかなり理解しやすいものだと思っていたんだが、ボスの思惑とは違ったんだと思う。にしても、かなりカンに障る言い方で、かなりカチンと来たんだがまぁ、僕の書き方がボスの考え方にそぐわなかったようなので、今後はこの辺も考えた上で、報告書は書かないといけないようだ。

 ただ、報告書を煽られたので、中途半端だったことは確かである。結果報告でしかなく、原因究明にはいたってなかったのだがら。。。。