No.1307 HDD Regenerator

HDD Regeneratorは物理的なバッドセクタが発生して読み込めなくなったHDDをこのソフトで復旧し、再度利用可能にするというオカルトっぽい魔法のソフトなんです。
このソフトの存在を知ったのはGIGAZINEでレビューされたのがきっかけです。

ただ、認識しないとか、カコンカコンと異音のするようなHDDは復旧は出来ません。英文を読むところバッドセクタの発生したHDDの6割は磁性の極性変化により発生しているようで、大体60%はこのソフトで復旧できるらしいです。
ちなみにボクはこのソフトですでに5台ほどHDDを復旧しています。
で、確実に修復できたかの判断基準として、WindowsからNTFSでFORMATが完走するかどうかがポイントだと考えています。このソフトでリペアが終了しても、NTFSでフォーマットできないHDDはFAT32でフォーマットを行うのですが、SMARTのステータスでは寿命が数日先を示しています。しかしながら、NTFSでフォーマットした場合は、このステータスが、数年先を指しています。

価格は約60ドルで、決して安いものではないのですが、デモ版もあり、最初に見つけた1つのエラーは自動で修復してくれます。ブータブルCD or FDDから再起動し、セクタ指定をすることで次のバッドセクタまで走査することが出来ます。
つまり、バッドセクタの数だけ、再起動を繰り返せばHDDの復旧が出来ることになります。でも、今回みたいに約5万セクタもエラーがあると、常識的に無理ですよね。

大まかな使用方法なんですが、僕の場合はMaxtorのPowermaxと併用して使っています。
(HDDはBIOSで認識するものと仮定しています)
1.遊んでいるPCのIDEにエラーのあるHDDを接続する。
2.CDからPowerMaxを起動し、ローレベルフォーマットをかける。
3.CDからHDD Regeneratorを起動し、ひたすら待ち続ける(笑)
4.CDからKNOPPIXを起動してQTParted*1で、任意のパーティションNTFS,FAT32)に変換する。
って感じです。ただ、この場合、ローレベルフォーマットをしてしまうので、入っているデータはすべて消えちゃいます。
消せないものが入っている場合は、HDD Regeneratorで一度リペアし、データを吸い出した後ローレベルフォーマットをかけるようにしています。
ただ、HDD Regeneratorも万能ではないので、バッドセクタの中にも修復不可能なものもあります。よって、大体6割復活するという感じで考えれば良いと思います。
でも、僕の場合、くじ運がいいのか、今まで100%で復旧できています(爆)

*1:Linux上で動作するパーティション操作ツール