No.1240 高精度形状測定システムKS1100

仕事でどうしても透明体の球面状態を観測する必要があって、レーザー顕微鏡やデジタルマイクロスコープなんかを試して見たんだけど、どちらも測定範囲が小さすぎてイマイチだった。そのデモのときに「変移センサ」を搭載した高精度形状測定システム KS1100があると言う事で、昨日デモをやってもらったわけなんだけど・・・
とりあえず、形状は観察できたんで、さぁ買うかと言いたいところだけどシステム総額で約600万円也。
今期は予算もとって無いので、いきなりは買えない。
ま、それ以前に評価できるだけのデータを計測していないのである。無理とは判っていながらデモ機の貸し出しを聞いて見たんだが、結果はNO。
本社?まで足を運べば、その場でちゃんと計測をしてもらえるらしい。本来であれば、昨日のデモである程度のデータをとりたかったんだけど、デモ機の担当者はあまりにも操作が不慣れで、マニュアルを見ながら操作している状態である。
デモ終了後に決算価格にするから、買え!というけど、評価もろくに出来て居ない測定器に600万円は払えないって・・・しかも、こちらからの問いかけにマトモに答えられなかったりと、不手際もある。その中でも最大は、測定したデータの出力である。デモを行うに当たって、測定したデータの吐き出しに関して、3D CADに入力出来るかの問いかけには問題ないと答えていたんだが、実際にデモを行って見ると、トランスレータがインストールされていない。つまり測定データをCAD側では立体化出来ないのである。しかも、計測器側で例えば球面のR寸法を測定しようと思っても、最後は目視でカーブを合わせると言うかなり強引かつ乱暴な状態である。コレではせっかくの分解能±0.01μmが聞いてあきれる状態である。