NO.780 独り言


 今日は仕事ネタ・・・
 
 何度目かの試作も大詰めである。いよいよ最終工程で、新治具のお披露目となった。
 治具のそのもは僕がとてつもなく口を出し、顧問が設計したため、大筋でいい感じである。
 いくつか問題というか不具合はあっても、治具使用後の試作品の状態はほぼ安定傾向に
 あるため、大規模な変更はしなくてよさそうな感じである。

 治具はネ・・・

 最大の問題は部下A(ワーカー)である。所詮ワーカー如きに記憶力、想像力、発想力
 を求めた俺が間違っていたというのは事実だが、それでも、治具設計する段階で、2時間も
 かけてヒヤリングを行い、手順書まで作った意味合いが全くなかったことにかなりショックを
 受けた。

 つまり、奴は、何にも考えちゃいねぇってこと。
 奴は手順書の存在を忘れていたばかりか、内容の一部さえも頭に残っていなかった。
 予想していた通りの状態だっただけに、余計にがっくりしている。

 こういったことは他の工程にも多く見られる。
 上げればきりがない。せめて、問題点処置記録を見ながら試作を行ってくれれば、もう少し
 注意の行き届いた試作が可能だと思うんだか、俺の言う事は聞きたくないらしく、一向に
 その気配はない。

 かといって、記録が頭に入っているわけではないので、ある意味適当に試作をしている
 状態なのだ。

 せめて、自分が今何のために試作を行っているのかをもう少し、もう少しだけ考えて欲しい。