NO.779 オーディオ換装レポート

 念願?のオーディオを換装しましたので、レポート?UPします。





オーディオ換装



やっとA4のマスターユニットを交換しましたのでレポートします。

j純正CDチェンジャー接続についてはこちらをご覧下さい



今回換装したマスターユニットは、製造からすでに3年以上経過している

SONY製のCDX-M750を選択しました。

ヤフオクで入手〜〜♪



もともと98式A4のマスターユニットは1DINのワイド仕様になっています。

さらに、リアにはアクティブアンプがあるためか、欧州車のほぼ定番とも

いえる茶色、灰色の8PINカップラのほかに、純正用と称する別の20PINの

カップラが存在しています。

この20pinのカップラにチェンジャーとリアスピーカー及びアンプリモ

ートのラインがつながっています。



ここで問題なのが、2つあります。

まず、マスターユニットを換装するとリアのアクティブアンプへの電源

供給が不可能になり、リアスピーカーをドライブさせることが出来なく

なります。

また、なぜかリアスピーカーのマイナス端子はR,L共用であるため、一般

的なマスターユニットの接続には不向きです。



つまり、選択肢として、フロントのみのドライブか、リア用に新しく

ラインを引きなおしてリアをドライブさせるという2つの方法になります。



●取りつけ準備

以前PanasonicからA4用のフィッティングキットが発売されていたのですが、

今はすでに欠番しており、後期モデル用の2DINサイズしか販売されていませ

ん。ただ、欧州車用のフィッティングキットをいろいろ確認すると、基本的

にハーネスは全く同じで、後はフェイスパネルが違うとか、チューナー用の

ブースターが入っているとかいないとか・・・

であれば、近くのショップにおいてある一番安いフィッティングキットを購

入し、取付の人柱になってみる事にしました。

VW用は基本的にビートル用の1DINしか置いていなかったため、買ったフィッ

ティングキットはOPEL用です。

 



フィッティングキットに同梱されているフェイスパネルは通常の1DINサイズのため

そのまま使用すると、コンソールに隙間が出来てしまいます。

そこで、付属のフェイスパネルの上にABSの板材を貼り付けて、コンソールに合わせ

削り加工を行います。

 



たまたま手持ちの板は光沢のナチュラルしかなかったため、カーボンチックシート

を貼り付ける事にしました。

黒のPBTの板でもあればよかったんですかネ(笑)







●いざ取りつけ

まず、純正のマスターユニットをはずさなくてはなりません。これはSSTとい

われる特殊工具を突き刺して引き抜くという少々荒っぽい方法ですが、Audiでは

スタンダードのようです。

しかし、フィッティングキットはOPEL用のため、当然ながらAudi用のSSTは付属

していません。つまり、SSTは自作する・・・という選択肢以外は存在しなくな

ります。(ディーラーで簡単にやってもらえますが)



そこで急遽作成したSSTは以下のようなものになります。





1.このSSTをマスターユニット下部のスリット2箇所に差し込んで、カセットテープの

挿入部分に指を引っ掛け、引っこ抜きます。





2.純正のマスターユニットからカプラー3個とアンテナ線を取り外します。



3.フィッティングキットに同梱されているカップラと車体から出ているカップラを

取り付けます。



4.マスターユニット付属のカップラと3.で接続したカップラを接続します。



5.4.で接続したカップラとマスターユニットを接続します。



ここまでで、フロントのみのドライブは可能になります。

ちなみにフロント側だけの段階でCDを再生してみましたが、純正に比べ音の質が良く

なっています。DSOのおかげで足元にあるフロントスピーカーがあたかもダッシュボード

の上にあるような感覚にとらわれます。

これだけでも良いような気がしていましたが、せっかくリアにもスピーカーがあるのだ

から鳴らして見たくなるのは当然のことです。



6.リアスピーカーとの接続はRとLは別けて説明する必要があります。R側は一般的な

スピーカーの平型端子を使って接続が可能です。しかし、L側にはアクティブアンプが

あり、ハンダ着けされていますので、平型端子を使うのは絶望的です。

結局電源取り出しコネクタといわれるものを買ってきて、アクティブアンプから出力

されているラインにコネクタを圧着し、新設のラインと接続を行いました。

 

        リア(L)側                                リア(R)側



7.音が鳴るのを確認できたら、いよいよ最終的なボロ隠しです。内張りを剥がすのは

はじめからいやだったため、センターコンソールとカーペットの合わせ部分に強引に

ケーブルを突っ込みます。

 

8.アームレストからリアシートまでのラインはどうやっても隠す事が出来ないため

20センチ角に黒い布を切りマジックテープで貼り付けました。(ボロ隠し(*゜.゜)ゞ)



9.トランクに新設ラインを引き込むためにはリアシートとサイドのサポートははず

すしか手段が無いため、これは岡谷オフで工場長にはずしていただきました。基本的に

スナップフィットしているだけなので、いとも簡単に外れましたが。。。



10.最後に純正のラインが走っているトンネルに新設ケーブルを放り込んで、シート

とサポートを現状復帰させて無事終了です。



●さぁ使ってみよう



実はこのM750って言うユニットは発売当時から非常に欲しいユニットだった。とにかく

フェイスパネルがグルッと回るギミックにやられたのだ。

 

       フェイスクローズ時                         フェイスオープン時



(注:僕はほんとにSONYは嫌いです)

ただ、選択肢として、もっと新しいものもあったけれど、たまたま入札したら落とせ

ちゃったため、結局M750になったというわけ。今思えばMP3ぐらい使えるユニットに

しておけばよかったかな。

 

       フェイスクローズ時                         フェイスオープン時





ただ、音の出口は変わらないのにマスターユニットを交換しただけで音が見違える

(ちなみに音は見えない)ほど変わりました。あと、純正のチェンジャーを接続すれば、

このオーディオ換装計画も終了になります。