NO.692 永眠
今日は残業はせず、定時上がりになったわけで、仕事も強烈にハードではあるが、少し前のほうが明るく
感じられるようになった。
自宅へ戻って、夕飯を食べてチビと遊んでいたら、お袋から電話があった。父方の祖母が永眠したというこ
とらしい。
『らしい』というものも、祖父の葬式後、親父の弟妹(きょうだい)での醜い争いがあり、我々は彼ら(親父の
弟妹)と縁を切っている。とは言うものの、親父は長男だし、僕も親父の長男で、孫としては一番年上になる。
ソレにもかかわらず、僕に連絡があったのは20時の話である。母屋のほうに連絡があったのだがその少し
手前らしい。昼過ぎに亡くなっているにもかかわらず、である。親父の弟妹というのは、我々の常識とはかな
り感覚がずれており、我々の常識は通用しない。まぁ、そういったことから絶縁ということになっているのだが
連絡が来た時間から考えるに、世間からの常識もあまり通用しないようだ。
とはいえ、当然のことながら通夜にも葬式にも出ないわけにはいかないし、我々の常識では当たり前のこと
である。つまり、親父とお袋のほかに、僕ら一家も当然席を並べるつもりである。さて、我々の常識ではそう
なんだが、彼らにこの常識はどう移るのか、ひょっとしたら、また、争いが起きるのか。。。
さらに、親父がきちんとした対応をできるかどうかが焦点となる。
親父の弟妹がどんな常識はずれなことをしても、どんな状況下にあっても僕のばあちゃんである。
今の僕にできることは、とにかく通夜、葬式にでて、冥福を祈るしかないと思っている。