突如

 夕飯も食べ終わって、ホッと一息ついていた頃、チビは床に転がり芋虫のようにごろごろしていた。と思いきや急にダッシュ!((( 三( -_-) をはじめ、また芋虫のようにごろごろ転がっていた。そのとき突然、まさに突然、強烈に泣き出した。まさに火がついたような泣き方である。チビがごろごろしたいたところは別に何の変哲もないただの床である。ただし、丁度足の当たる部分に壁があった。

 そしてチビは泣く激しさをさらに増した状態で、嫁ハンへダッシュ!〓=≡ヘ(* - -)ノ 。。。強烈に泣きながら「だっこ〓〓〓(大泣)」と訴えた。普通であれば、抱いた時点で泣き止むのだが、今回は何をしても泣き止まない。それどころか激しさは増すばかりである。多分、昼飯か、夕飯の何かにあたったのだろうと推測しおなかをさすり続けたが、チビは泣いたままである。

 多分眠さも相まって泣いているとも想像できたため、とりあえずオムツを取りかえることにした。そのときチビの尻を拭いている嫁ハン曰く、なんか硬い小さなものの感触があったとのことである。ということは、まさかと思い「チビにお薬塗る?」と問いかけてみたところ、「うん」とあっさり答えた。
 「痛いところに自分で塗ってみな」との問いかけに対しちびは足の付け根(股)に薬を付け出した。多分、その辺のモノを拾って食べちゃったかなにかで、消化されず硬いままの状態で排泄され、ごろごろしているうちに丁度股下へ移動し、こすれてすりむいたような状態になったようだ。

 その後は風呂に入ったのだが、当然のことながら強烈にしみるらしく、お湯に使っている間中チビの股間をおさえる羽目になった(よめはんがね)。で、当のチビはよほど眠かったらしく、風呂から上がったらすぐに寝てしまった。

 子供というのはまだきちんとした意思表示が出来ないから本当に怖い。今回はちょっとした擦り傷だったから良かったけれど、これが腹痛や頭痛だったりしたらと思うと今でもぞっとする。それでも、自分の痛いところにワザワザ薬を塗るなんてさすが我が子である(←親ばか)