No.1131 難しいよね

ミーティングで大筋のシナリオは決まったんで、大日程をたてる事になった、それと平行して、今持っている仕事のピックアップと進捗、納期に関しても同じように日程を組まなくてはならない。
今年の四月で会社に入ってからちょうど10年、節目となる。たまたま、社内で大ボスに拉致られて、色々話をする事が出来た。ココで、自分でも判りきっていはいたが、改めて事実をつき付けられた。
会社に入ってから3次元CADを覚え、様々な製品設計をしてきた。構造解析も出来るようになったし、人並みに設計も出来るようになった。だから、他部署からも、ヘルプを求められることも少なくない。
で、その突きつけられた事実と言うのは、「僕は「便利屋」になろうとしているんじゃないのか?」と言うことである。確かにその通りかもしれない。様々な仕事に手を出すことで「便利屋」としての知識を吸収してきた。だが、大ボスが言うには、それは所詮便利屋であって、目的ではないはずだ・・・と。
便利屋は目的のための過程であって、目的ではない。「何でも出来る便利屋」を目的とするのか、「便利屋も出来る」を目的とするかによって、目標はずいぶんと変わってくるということだ。
僕自身、便利屋になろうと思っていたわけでは無いが、目的のベクトルがいつの間にかずれて、過程であったはずの便利屋が目的になってしまっているのだと言う。確かに、ここ数年何を目的に仕事をしているかと聞かれれば、明確に答える事は出来ない。
というか、そもそも社会人として、「仕事の目的は?」と問われても答えることが出来ない。少なくとも目の前にあるものを片付ける位の事しか答えられないだろう。
もともと僕は仕事は速いほうである。思いついた瞬間に手が動くのである。目の前に山があったら手段を選ばずに超えてきた。最短ルートで超えたかもしれないし、回り道だったかもしれない。ただ、山があれば、乗り越えてきた。
でも、山が見えたら我武者羅に上るんではなく、一度立ち止まって、その山の登り方を考える時期に来ているのではないか?
とまぁ、珍しく真面目に長々と書いたけどね。来月から新年度になるし、じっくり考えて見る。