NO.711 雪〓


 さすがにもぉ大雪にはならねぇだろうと油断していたが、朝起きてみてびっくり
 である。10センチ以上積もりやがった。しかもこの時期の雪なので、エレぇ重い
 のだ。昼間になって日が差してきたので、仕方なく率先して雪かきを始めた。
 気温が高いせいもあるが、どんどん解ける。。。

 で、ある事件が起こった。
 除雪車の通った後は車庫の出入り口が雪の塊で塞がってしまうため、その雪を
 どけている最中だった。
 道路の下のほうから『オデッセイ』が上ってくる。とりあえず雪かきに載っている
 雪を道を挟んで反対側の畑に放り投げ、人がいるという存在をドライバーに
 アピールして、通り過ぎるまで車の横に立っていたのだが、

 奴は多分意図的に加速しやがった。これは間違いない。
 俺に水しぶきをぶっかけた後、奴の排気音はだんだん低くなっていった。
 ぶっかけられた俺はしばらく呆然としていたため、ナンバーも見ていない。
 ただ、しろの『オデッセイ』だったというしか記憶に残っていない。

 多分、車の鍵を持って外に出ていたら、すぐさま追いかけたと思う。
 たとえ喧嘩になったとしても・・・
 ソレぐら久々に頭にきた。
 せめて雪球の一発でも投げておくんだった。。。(哀)